本日のベストワードレビューはコチラ!
映画『重力ピエロ』
悲しき物語がここにある。
概要
『重力ピエロ』(じゅうりょくピエロ、A PIERROT)は伊坂幸太郎による日本の小説作品、およびそれを原作とした2009年公開の映画作品。 第129回直木賞候補作品、第57回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門候補作品、第1回本屋大賞ノミネート作品、2004年版このミステリーがすごい!第3位。
(Wikipediaより引用)
ざっくりストーリー
連続放火事件はなんのために?
その動機に隠された悲しき物語とは……。
名作『重力ピエロ』の名言をレビューしていきます!
今回は映画版のレビューですが、原作小説のファンも多くいるのではないでしょうか?
悲しき名言たちに涙するかも…。
ってなわけで!
ベストワードレビュー、いきましょう!
ベスト3
「相手の気持ちを想像して、自分の苦しみに変えるなんて、それこそ想像力が足りてないだろ?」(葛城 由紀夫)
まーじーで、やべえサイコパス。
やべえよ。ゾワッとしたわ……。
よく「人の気持ちを考えて行動しなさい」って小さな頃から親とか周りに言われるけれど、葛城にはそんなこと関係ない。
だって自分は自分。
他人は他人。
って考えが根付いていて、他人が苦しかろうが悲しかろうが自分には一切関係が無いと心から思っているんだもの。
なんの悪気もないサイコパスってまじで怖すぎ……。
ベスト2
「大事な時はいつもアニキが居たから 居ないと不安なんだよ」(奥野 春)
泉水と春の仲の良さがわかるセリフ。
むかし、絵画コンクールで金賞を受賞した時も、バスケでレギュラーになれた時も近くにアニキが居てくれていた。
今回の計画は劇中で泉水が言っていたように春ひとりで出来た計画。
だけれど、不安だったり心細さがあったのか、春は泉水に側に居て欲しかったんだね。
映画の後の世界で彼らがどうなったのかなんて誰にもわからないけれど、いつまでも一緒に居てくれるといいな、なんて思ったよ。笑
ベスト1
「楽しそうに生きていれば地球の重力なんて消してしまえるんだよ」(奥野 正志)
コラ!そこ!
小日向 文世さんのカツラがしょーもない!とか言わない!
地球の重力を消しちゃう名人、ピエロ。
春はそんなピエロみたいな人。
楽しんで今を生きているから、重力を消してしまえる春。
学校の窓から飛び降りた時も、家の窓から飛び降りた時も、重力を消したからぜんぜん平気だったのかもね。
この4人家族はきっと誰よりも楽しんで生きている家族。
春はピカソってよりもピエロの生まれ変わりなのかもしれない。笑
春が2階から落ちてきた。
ラストコメント
切なくも、心温まる物語『重力ピエロ』。
謎が居たるところに散りばめられていて、徐々に収束されていく様は圧巻。
綺麗にまとまっているんだけど、心にいくつか穴を開けられたような後味の悪さもある。(良い意味で。笑)
なんだか、ピエロみたいにトンチンカンな気持ちになる物語でした!笑
では、またね!