(C)2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会
こんばんはー!
3ヶ月に1度くらいバナナを食べたくなるバヤッシです。
この記事は映画【こんな夜更けにバナナかよ】の名言を5つレビューしています。
夜更けにバナナを買いに行かせる鹿野のワガママと命の名言とは……!?
バナナ、ベストワードレビュー!!
夜更けにバナナ食べたいとか朝までオセロ対決とか……
こんなワガママ、耐えれません~~~!!
なんてバヤッシは思いながら、本作の大泉洋演じる鹿野さんを見ていました。
三浦春馬演じる田中くんも、高畑充希演じる美咲ちゃんも、みんな思っていたことでしょう。笑
でも、そのワガママにはちゃんとした理由があったのだ。
ただこき使うのが楽しいわけでも、イジワルなわけでもなかった!
そして、筋ジストロフィーという重く苦しい病気を患い、余命を20歳までと宣告されようと、一瞬一瞬を懸命に生きる鹿野。
その生き様には確かに夢も希望も感じられるのである。
そんな愛しき実話、鹿野が紡ぐ名言とは……。
映画【こんな夜更けにバナナかよ】の名言を5つレビューしてみました!
ベストワードレビュー!!
【ベスト5】
「命の責任は自分で持ちます」(鹿野 靖明)
(C)2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会
大の病院嫌い。
入院なんて絶対にしたくない鹿野のひと言。
病院に居たほうがもしもの時にも安全かもしれないが、自分の命の責任は自分で持つのが鹿野流なのだ!
自分が生きていくための補助ボランティアも自分でしっかり集めて教育する鹿野。
これが自立!
筋ジストロフィーという病気を患っていたとしても『自立することができる!自分の命の責任をしっかりと持つことができる!』
それを彼は人生をかけて証明したのだ!!
命の責任だなんて、あまり考えたことなかったなァ……。
自分の命の責任は果たして誰が持っているのだろう?
今一度考えるべきことかもしれません。
【ベスト4】
「お尻の筋肉締めて!」(安堂 美咲)
「オレ、筋肉が弱くなる病気だから!」(鹿野 靖明)
(C)2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会
楽しい楽しいデートの最中、急に催してしまった鹿野。
もう少し我慢してもらおうと励ます美咲だったが、その言葉はまさかの空振り。
筋肉の話は鹿野には通じない!笑
この鹿野の面白ユーモア返事には笑っちゃいました!笑
とにかく喋りたがりな鹿野は、面白いこともめちゃくちゃ喋る。笑
冗談を言ったり、からかったり。
身体の自由が徐々に蝕まれていく鹿野にとって『会話』は何よりも楽しいことなのだ!笑
楽しそうに話すから面白い!
そして、みんな鹿野のことが好きになっていく魅力的なポイントでもあるんだろね!笑
【ベスト3】
「思い切って人の助けを借りる勇気も必要」(鹿野 靖明)
(C)2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会
夜更けにバナナを買いに走らせたり、ドムドムバーガーじゃなくてモスバーガーがイイって言ったり。
とにかくワガママばかりを口にする鹿野。
『人の助けを借りる勇気』をここまで大きく持っている人間が他に居るだろうか!?笑
『人に助けを求めること』って気を遣ったり、申し訳無さがあったりと、意外と難しいこと。
筋ジストロフィーである鹿野は尚更である。
でも、だからこそ、鹿野は人に助けを借りる勇気を大切にしているのだ。
いちいち気を遣って尻込みしていたりしたら、生きていくことができなくなると知っているから!
この勇気の名言は車イスの少年を勇気づけ、「助けを借りてもいいんだ!」という思考を与えた!
鹿野が同じような境遇の人間を救ったのである!!
【ベスト2】
「命取られたわけじゃないし、夢を追うことにしたんだ」(鹿野 靖明)
(C)2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会
筋ジストロフィーによって20歳までに死ぬことを病院から宣告された鹿野。
しかし彼は20歳を越えてもなお生き続けることができた。
そして病院から脱出して、自宅で自立した生活を送ることにしたのだ。
病院側が言ってた余命はあてにならないし、いつ死ぬかビクビクして病院で過ごすよりも、自宅で夢のために生き続ける道を選んだのである!
命を取られなければ何でもできる!
どんな夢を追うことも自由なのである!
「命あるだけめっけもんだぜ」という意志がとても伝わってきます!
どんなに苦しい症状があったって、身体が自由に動かなくたって、命があれば夢を追える!!
鹿野の夢である『英検2級に合格し、米国の恩人に会いに行くこと』は叶うことは無かったけれど、夢の実現のために動く鹿野はキラキラでした!
このポジティブさが本当にスゴイです!!
【ベスト1】
「本音で話せよ 正直に生きてるか?」(鹿野 靖明)
(C)2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会
いつまでもウジウジしている田中に向かっての友人としてのこの言葉。
田中は恋も学業もボランティアもなんだか上手くいかない……。
その原因は田中が優しすぎて周りに合わせてばかりで本音で話していないからだと考え、この言葉を田中にぶつけたのである!
そして「お前は何がしたいんだ 何が大事なんだ?」と立て続けに話す鹿野。
しかし、この言葉等に本音で答えることすらもできない田中なのであった…。
自分の思いを表に出さず、他者の顔色を伺いながら言葉を選ぶことが多い田中。
だからこその優しさはあるけれど、他人本位過ぎて、本音で話すことは少なく、何が正直なのか何が大切なのか、分からなくなってしまっているのである。
田中とは逆に鹿野は自分のやりたいことに対して実直である。
ワガママで惚れっぽくて……一見、厄介な感じがする鹿野の生き方は、この名言通り、『本音で、大事なことを優先している』からなのである!
田中がボランティアをしながらも鹿野に憧れを抱いていたのは『自分をしっかりと持っている鹿野』に自分には無い魅力を感じたからなのだろう。
でも、きっと田中は鹿野から教わったこの精神を継いでいくのではないでしょうか。
そうすれば鹿野も嬉しいだろうなぁ。笑
【ラストコメント】
『強く生きる』っていうことはこういうことなんだなって本作から学ばせて貰った気がします。
鹿野の姿を見て、言葉を聞くと、人生の意義を思い出させてくれますよね。
鹿野のように一生懸命生きていないなっておもったら、鹿野のベストワードを自分自身に当てはめてみて、責任や勇気、夢など、今一度自分の心に聞いてみることが必要かもしれませんね。
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では、またね!
こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち (文春文庫 わ)
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