こんばんはー!
まだ借金を背負ったことはギリ無いよ。バヤッシ バヤシンです。
本日のベストワードレビューは『殿、利息でござる!』
江戸時代に生きた者たちの名言をレビューしていきますよ!!
概要
2016年5月14日に公開された日本映画。原作は18世紀に仙台藩の吉岡宿で宿場町の窮状を救った町人達の記録『国恩記』(栄洲瑞芝著)を元にした歴史小説『穀田屋十三郎』(磯田道史著)である。松竹・東日本放送共同製作。
ざっくりストーリー
殿様からゼニを巻き上げようとする庶民たちのものがたり。
『殿!利息でござる!』というタイトルと阿部サダヲのチョンマゲがゼニになっている本作のポスターから、完全なるギャグ映画かとおもいきや、史実を元にした超心温まるシリアスストーリーという!
正直…良い意味でビックリした!!!笑
最近の邦画のなかでは随一の完成度の高さかも!
江戸時代の庶民にスポットライトを当て、その庶民ならではの悩みや葛藤をしっかりと描いている。
殺陣は無いから迫力満点のアクションシーンとかは皆無なんだけれど、たくさんの登場人物が居て、120分を超える上映時間でも飽きさせない作りとなっているぞ!
そんな本作。江戸時代ならではの名言がたくさん!
ベスト2からカウントダウン形式でレビューしていくぞ!!
では!
ベストワードレビューいこう!!
ベスト3
「富となるか貧となるかはただひとつのことで決まる 利息を取る側にまわるか取られる側にまわるか、だ」(萱場 杢)
漢字が難しい……。読み方は『カヤバ モク』。変わったお名前ですね!笑
まるで、この世のすべての富と貧を表現したかのようなセリフ。
萱場のこの圧倒的な威圧感は何者をも恐怖へと陥れることだろう……。
ちなみに、役者陣はこの松田龍平の演技を"気持ち悪い"と評価したとか。笑
たしかに、常に利息を取る側に居た殿と萱場。その居場所が変わるだけで、多くの人の人生が変わる。
そんな運命を表現しているセリフなのかもしれない…。
ベスト2
「馬も籠も要らぬ!城まで歩いて帰るぞ」(伊達 陸奥守 重村)
モノ分かりの大変良い殿様!
浅野家の教えを参考にし、自分自身にも活かすその姿勢は、もはやアッパレである。笑
しかも、殿様はまさかのフィギュアスケート界のプリンス、羽生 結弦選手だった…!!
そのかわいらしきフェイス。そして他の俳優達にも負けない演技の自然さ!!
こちらもやっぱり、アッパレである。笑
ベスト1
「アンタはどっちを向いて仕事をしているんだ!」(菅原屋 篤平治)
上の立場の表情を伺って、いつもヘコヘコしている大肝煎、千坂仲内。
そんな千坂の不甲斐なさに菅原屋はついに堪忍の尾が切れた!!!
アンタはどっちを向いて仕事をしているんだ!
菅原屋達は町のために一生懸命仕事をしているのに、千坂は上を向いてばかり。
だが、本当に成し遂げたいことはそれなのか。
それを今一度見直し、宿場を救えたのは、同じ志を持つ仲間たちのおかげだったのである!
ラストコメント
江戸時代の名言も良いものばかりでした!!笑
現代社会以上に階級や身分が整備されまくっている時代。その中で必死に生きようとする者たちの発する言葉には、今とは違った重みがあるのだ。
2016年の邦画なんだけれど、『君の名は』と『シン・ゴジラ』の大ヒットによって存在が薄い気がするねえ……。笑
では、またね!