こんばんは。全国のハードボイルドのみなさま。
本日のベストワードレビューは『探偵はBARにいる』。
概要
『探偵はBARにいる』(たんていはバーにいる)は、日本の探偵映画のシリーズ。橋本一監督、大泉洋・松田龍平主演。北海道札幌市の繁華街「すすきの」のバー「ケラーオオハタ」に入り浸る私立探偵とその助手・高田が、ある事件に巻き込まれながらもその真相を追っていく、ハードボイルドもの。
(Wikipediaより引用)
助手は『高田』って呼ばれているのに、主人公は『探偵』としか呼ばれないから、本名もニックネームもわからないというのもこの作品の特徴であり、面白いところですね。笑
と、いうわけで…。
いつもみたいなおちゃらけた感じでは無く、ハードボイルドな感じでレビューしていこうと思います。
これが、ハードボイルドバヤッシなんだぜ。
ではでは……。
ベスト3からどうぞ……。
(『…』を多用することでハードボイルド感を出そうとしているけれど、コレ出てるかなあ??笑)
ベスト3
「息子の命ネタにして手に入れたテレビ、迫力満点か!?」(探偵)
決して裕福とは言えない田口家のバカでかいテレビは、田口家長男の死の真相をネタにして得たお金で購入したものだった……。
命を粗末に扱う田口家父に激昂する探偵。
探偵、怒りのセリフなのだが、"テレビの迫力を聞く"という遠回しな攻めを見せているため、なんだかじわる…。
不謹慎だとはわかっているのだが、"息子の死"と"大画面テレビの迫力"という本来繋がらない事柄がひとつのセリフに詰まっているのが、じわってしまうのだ。
もちろん、探偵のカッコよさもベストワード選出理由ではあるのだが、シュールな笑いも選出理由である。笑
ベスト2
「探偵は依頼人守らなくちゃいけないんだよ…お前守らなくちゃいけないんだよ!!」(探偵)
探偵と沙織の戦略的な読み合いは、沙織の作戦勝ちだったようだ。
沙織の戦略にまんまと騙されてしまった探偵は"沙織がこれからやろうとしていること"を察する。
必死な想いでこの言葉を届けようとするも、時すでに遅し。
"依頼人を守ること"これが探偵の順守する自分との約束なのだが、遂に守ることができなくなってしまった…。
探偵の生涯において、忘れることのできない出来事となったことだろう。
ベスト1
「今回はあれだ…手ぇ引け 1人っきりの友達、無くしたくねぇや」(高田)
探偵が雪に埋もれていたとしても気にしない。
大抵のことに関心が無い男、高田。
その高田が珍しく本音で語った言葉がベスト1に選出。
言葉少なくも言うあたりとか、
"1人っきりの友達"とか、
『開拓おかき』を探偵に渡すとことか、
高田がものすっごい素直に本音で話しているのが心にくる…!
いっつも無関心顔しているけれど、本当は探偵が好きなんだよな。
いつまでも、相棒でい続けておくれ。
ラストコメント
心を揺さぶる名言ばかりで、鳥肌ものでした。
ススキノはただの歓楽街じゃない……。
友情や責任を持つハードボイルドな探偵がいる街。
そして、その探偵は………。
……探偵は BARにいる。
では、またね!