こんばんはー!
今日もまたバヤッシです。
この記事では映画【アヒルと鴨のコインロッカー】の名言を3つレビューしています。
映画史上最大のどんでん返し名言をベストワードレビュー!!
The answer is blowin' in the wind
こんなにも哀しく、美しい物語がかつてあっただろうか。
誰もがダマされる衝撃の事実。
でもそれを知ったところで全てがハッピーにはなれるわけではない。
なんとも独特で奇妙な物語である。
バヤッシが邦画史上最も好きな作品です。
「記憶を削除して見たい作品」の代名詞!
もしもバヤッシが記憶喪失になってしまったら【アヒルと鴨のコインロッカー】を見せてあげてくださいね。笑
神さま、この名言だけは見ないでほしい。
ベストワードレビュー!!
【ベスト3】
「ブータン人は死を恐れない」(キンレィ ドルジ)
生まれ変わり、すなわち輪廻転生を信じているブータン人。
ドルジもその1人だ。
だからこそドルジは身を呈して動物を救ったり、大切な人のために悪に立ち向かうことができるのだ!
そんなドルジの勇気の根源が分かる名言である!
何事にも勇猛果敢に、恐れずに取り組むドルジ。
死を恐れないからこそできることがそこにはある。
だからこそ、自分の死よりも大切な人の死のほうがドルジは辛そうだ……。
とっても仲良しだった琴美とカワサキを失ったドルジ。
いくら輪廻転生があると信じていても、目の前の大切な人を失うのは辛すぎる。
本作を繰り返し見れば見るほど心に響く名言である。
【ベスト2】
「神様には見て見ぬフリしてもらおうよ」(椎名)
すべての真実を知った椎名。
彼が下した決断は、ドルジを守るわけでも批難するわけでもない。
あまりの切なさと哀しさに、内緒の事実とすることとしたのだ。
神様をコインロッカーに閉じ込めて。
これは琴美が生前に行っていたこと。
音楽の神様、ボブ・ディランを閉じ込めて見えなくしてしまえば、罰は当たらないという考えだ。
椎名自身が目をつぶりたくなるような哀しく、やるせない真実。
だが、椎名はその真実から目を背けるのではなく、神様の目を背けさせたのだ!
そうして、事の結末をドルジに任せたのかもしれない。
未来を決めるのは神様ではなく、いつだって自分自身だからね。
【ベスト1】
「隣の隣はブータン人」(キンレィ ドルジ)
衝撃のどんでん返しな事実!!
カワサキだと思っていた男はカワサキではなくブータン人のドルジだった!!
ドルジから見た『隣の隣』は必ずしも2個隣とは限らない。
きびすを返したら、ドルジの横の椎名の横はドルジなのである!
「外国人だから」という理由だけで冷たく対応されてしまう。
そんな悲しい事実を吹き飛ばしたドルジの策略。
確かに嘘は言ってないけど、めちゃくちゃ賢いのだ!
この一言によって、この映画の物語は180度変わったと言っても過言ではない。
物語のキーパーソンが別のキーパーソンだったなんて驚きを隠せない。
映画界史上最大のどんでん返し名言ではないだろうか。
【ラストコメント】
物語の後、ドルジは、椎名はどういう決断をしたのだろう。
自分の行動に責任をとったのか。それとも神様には見て見ぬフリをしてもらったのか。
倫理的に考えたら責任をとるべきなのかもしれないけれど、バヤッシ個人的には見て見ぬフリをしておいて欲しいなあ。
そしていつまでもあのロッカーから神様の歌声が聞こえ続けるといいなあ。
では、またね!